1969Vette Fuel Injection Project 始動
ついに、Holleyを取り外し、Multi-Point Fuel
Injectionの装着を始めました。
Big Block搭載のVetteはオーバーヒートやパーコレーションに悩まされます。
これまでも、電動ファンやシュラウドなどの対策や、ヘッダーズにバンテージを巻くなど、
オーバーヒート対策には力を入れてきました。
その結果、オーバーヒートはどうにかしなくなりましたが、夏の暑い日は不安な状態です。
また、エンジン始動後1時間を越えると、パーコレーションが発生し、
「2速中間加速からでも簡単にCタイヤをブレークさせる謎のVette」から、
一般車の横をパコパコ言いながら走るおんぼろVetteになってしまいます。
私の手元に来てから既に6年が経過する今、ついに全てを解決する時が来ました。
そうです、Injection化で発熱量を抑えるのです!
さらに、レイアウトの変更でボンネット内部の空気の流れを適正化する予定です。
研究及び作成はアメ車仲間御用達の名古屋のペイントショップJUNKに依頼しました。
おそらく、コストパフォーマンスのよい作業をやっていただけることでしょう。
協議の結果、コンピュータをはじめ多くのパーツはAccel社製を使用する事となりました。
尚、ここで得られたセッティングデータ及びノウハウはGRANTから有償で提供可能となります。
Acsel社製のスロットルボディ。1000cfmにするか1200cfmにするかって?
そんなもん、私に聞いたら1200cfmって言うに決まってます!
送られてきたインテークマニホールド。
これまではEdelbrockのTorkerUと言うこれまたカッコいいマニちゃんだったのだが、
Accel社から送られてきたのはどう見てもEdelbrockのVictor
Jr.!
Victor Jr.は3000-7500rpmでパワーを発揮する憧れのマニホールド。
どちらかというとTUNNEL RAM の仲間になるでしょう。
ううー!早く走ってみたい!
装着した状態。(まだエンジン掛かりません)
それにしても、エンジンでかい!ボンネット狭い!
正常に機能させるための前提となる空気の導入&排出の検討。
ラジエター手前のエアはボンネットの左右から、エアクリーナーへ導入される。
また、ラジエター後方のエアはL88フードのバルジ手前に空けられた
アウトレットへ排出される。
パーコレーションよおさらばだ。
さすがは「不良の系譜」の中心的存在。
こんなのが後ろから迫ってきたら、私なら道を空けます。
日本を代表するC3にふさわしい仕上がりぶり。
GRANTより、キット販売を予定します。
大径のフロントブレーキは8pot。
リアはノーマルディスクに6potのキャリパーを装着する。
クラシカルなEdelbrock454ホイール。
ついに到着!
イメージ通りだ。
いよいよエンジンがかかり、データ採取の開始です。
しかし、あまりの爆音の為、近隣よりクレームが・・・
とうとう川の向こう側からも、苦情が・・・
ごもっともです。
で、どうしようか?
特製消音機を装着して、調整開始だ!
それにしても、この状態でまじめな顔して調整しているのですよね。
ううっ、おかしい・・(失礼!)
グラントのステアリングも到着しました。
いよいよ最終段階へ・・・
完璧に面を出して仕上げられていくボディは、
FRPとは思えないほどの光沢を放つ。
かなりの軽量化を施しているために、部品組み付け時にクラックが発生!
さらに補修する。
しかし、レース・エンジンはかなりの振動があるために、
エンジンを起動するとクラックの発生は必至。
ある程度は、しかたないのだ。